本日はありがとうございます。京都から参りました。
大森先生と日像先生に手紙みたいになってしまったんですけれども...
実は、先週父がガンで亡くなりまして、ちょっとあまりにも突然で。
もう末期だったので、もう手術とかも出来ない状態だったんですね。
で、なんとか私たちに出来る事というのが、祈る事と病院の病室の地縛霊さんを拾ったりだとか、そんな事しかできなかったんですけれども。
最後は、苦しんだ顔じゃなくて、眠るように。それだけガンが進行していたのに、亡くなって息を引き取ったので、それだけは良かったなという風に思うんですけれども...
父が亡くなって、本当に先週の話なんですけれども、不思議な体験をしたのでそれだけでも少しお話をさせて頂きます。
まず、父が亡くなった翌日ですね、棺の中に何か入れたい物とか、遺品とか、用意をしておいて下さい、と言われた時に、父は生前煙草を吸っていたので、裁きを受けた時に寒い所に行かないといけないかな?と思ったので、妹がプレゼントした手袋とマフラーをどうしても入れてあげたくて、探していたんですけれども全然見つからなくて... 父が仕舞っている所もどこか全然分からなくて、お父さんに向かって「どこにしまっているの?」と聞いたら、急にそこのタンスの扉が開きまして... 何回閉めてもまた開いて... 風も吹いていないので、「なんでやろ?」と言いながら、まさかと思って開けたら、そこの中に手袋とマフラーがちゃんと綺麗にしまってあったんですね。
お父さんが教えてくれたんだと思って、すごい嬉しくって。
それ以外は、私が寝ている時に。寝ていて朝方パッと目が覚めた時に、家の中で唯一スリッパを履くのが父だけなんですけれども、一階から二階へ上がってくるスリッパの音が聞こえてきまして、姿は見えないんですけれども、私の上を跨いだりしている風がこうフッと吹くのとかがすごい感じられて...
すごいビックリするような事なんですけれども、父が横にいるというのをすごい感じられて、やっぱりこういう経験も父と何度も、大森先生と日像先生の講演会に来させて頂いていたので、そういう事もお父さんからのメッセージを受け取る事が出来たんだなという風に思って、家族みんなうれしい気持ちなんですけれども。
あの、すいません... 個人的な質問にはなってしまうんですが、最後お父さんはすごく体調が悪かったので、まともに話す事が出来なかったので、自分の口から思っている事とかもお父さんから聞く事が出来なかったんですね。
多分今日一緒に来てくれているんかな?とは思っているんですけれども、何かお父さんがもし私達に伝えたい事があれば、是非教えて頂きたいのでお願いします。
はい、ありがとうございます。
お父さんは、今そこに立っておられます。後ろにですね。
今お話ししてくださった方の右側ですね、立っておられて、お話ししている間ずっと、お父さんが念波で私に話をして下さったんですけれども。
「突然亡くなって」と言われた時に、「突然やから良かったんや」っておっしゃられたんですね。
「あのな、ガンやガンや言われて、10年生きてみ。辛いでー」って、今おっしゃっておられて、
「突然逝けたから、身体もそこまで辛くもなかった」とおっしゃっておられます。
それで「マフラーは教えた」ともおっしゃっておられましたし、「そうやっていつも一緒におるんやという事を娘らに伝えたかった」という事をおっしゃっておられます。
そして、何か最後に言いたい事があったのかも知れないっておっしゃった時にお父さんが、
「感謝しかないわ」っておっしゃられたんですね。
「本当に娘らには ようしてまった」っておっしゃっておられます。
「感謝、感謝しかない。感謝を伝えたかったけれど、うまいこと言えへんかった」っておっしゃっておられます。
「お前に涙は似合わんわ」ってさっきからね、おっしゃっておられます。
娘さん達が泣かれるのは、なんか自分が悪い事をしたんかなって、思ってしまう、っておっしゃっておられまして、「そこまでいまだにこうして泣いてもらえる人がいるという事、こんな事は何の財産にも換えれへん」ってお父さんが今おっしゃっておられます、後ろで。
「本当に果報者」っておっしゃっておられますね。
お父さん、ずっと最初から聞いておられますので、「モノ金やない。こういう心の繋がり。これこそが俺の財産や」とおっしゃっておられますので。
お父様をね、思ってあげるのはとても良いことですけれども、やはりいつまでも泣いていたりするとね、お父さんがね、ちょっと心配されますのでね、って言いながら私も泣いているんですけれども、すいません。
あの、心配されますので、やっぱり「お父さん、こっちの事は大丈夫だよ。安心して旅立ってね」という風に言ってあげて下さい。
病気の期間は短かったけれども、十分生きたとは自分では思っている、とおっしゃっておられます。
満足した、っておっしゃっておられます。
葬式の様子も見ていて、満足されたそうです。
みんなが惜しんでくれている、そういう様子を見て満足して、とても今満たされた気分です、とおっしゃっておられます。
お父さんとしては、末期で良かった、っておっしゃっておられます。
あれこれ苦しい治療をされるのは辛いから、末期で良かったんや、っておっしゃっておられます。
まぁ、体調がいつもとは違うなという事は思っておられたそうです。
でもあまり…。病院は苦手だったんですかね?行きたくない気持ちの方が強くて、まぁ、それならそれでええやん。みたいな風に思った、とおっしゃっておられます。
だから、最期も穏やかな顔で肉体を脱いで、すーっとね、旅だたれましたので、苦しみは無かったそうです。
(2016年4月17日東京講演会にて)
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